[トムライン流]移動平均線の基礎

動画解説

皆さんチャート上に移動平均線を表示されていますよね?
そもそも移動平均線ってどのようなものなのでしょうか?
今回は難しい言葉を使わずにポイントを解説していきます。
 ※今回の記事は初心者を対象としています

概要

移動平均線には3つの指標になると考えています。
 1.トレンド指標
 2.損益分岐指標
 3.トレード指標

では各指標について個別に解説しますね。

1.トレンド指標

移動平均線は相場環境におけるトレンドの方向や強さを確認する指標になります。
先週USDJPY 1H足チャートを使って解説しますね。

移動平均線なしチャート

皆さん如何でしょうか?トレンドの方向や強さ分かりますでしょうか?
移動平均線がないチャートではトレンドの方向や強さ分かりにくいですね!

移動平均線有りチャート

次は同じチャートに移動平均線を表示していました。
移動平均線表示でトレンドの方向と強さが何となく見えると思います。
値動きが上昇傾向になれば、移動平均線も上昇傾向になってすよね。

移動平均線は値動きの平均値

皆さん平均値ご存じですよね?昔学校のテストで使ってましたよね。
移動平均線はその名前の通り「ローソク足チャートの平均値」なんです。

チャートはローソク足が次々と新しく表示されますので、
平均値も次々と移動します。これが移動平均線の意味です。

平均値を計算する時に「過去のローソク足何個分を使うか?」が期間の設定となります。
今回は1H足チャート20期間の設定となりますので、過去20時間分の平均値ということになります。

移動平均線は実際の値動きから遅れて表示

USDJPYチャートにて具体的に解説しますね。
 ①ローソク足下向き:移動平均線横向き
 ②ローソク足横向き:移動平均線下向き
 ③ローソク足上向き:移動平均線横向き→上向き
 ④ローソク足下向き:移動平均線横向き→下向き
 ⑤ローソク足横向き:移動平均線下向き

如何でしょうか?実際のローソク足より少し遅れますよね?
これ特性も是非覚えておいてくださいね。

2.損益分岐指標

移動平均線は損益分岐点を示す指標となります。
とてもシンプルな考え方ですが、下記が原則です。
 移動平均線より上=買い優勢
 移動平均線より下=売り優勢

具体的なチャートで解説していますね。
①③は移動平均線より下側にローソク足がありますよね。
これは売り優勢であることを示しています。

逆に②は移動平均線より上側にローソク足がありますよね。
これが買い優勢であることを示しています。

移動平均線を表示して、
今の時点では買いと売りどちらが優勢なのかを意識してみて下さい。

3.トレード指標

皆さんはどのようなタイミングでトレードされますでしょうか?
私は基本的に移動平均線を使ってトレードタイミングを決めています。
 ※これは上記2.損益分岐点の応用です。

実際のUSDJPY1H足チャートを使って、
注文タイミングと決済タイミングを移動平均線で解説します。
とてもシンプルで簡単なトレードです。

①注文タイミング

①で移動平均線よりローソク足が上になりました。
ここで買い注文です。

②決済タイミング

②で移動平均線よりローソク足が下になりました。
ここで決済です。

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